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苦手な問題はとりあえず飛ばしまくる~証明問題はやらなくてよい~

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・数学の公式の覚え方(三角関数を例にして

・英単語1000個を独学で覚えたら次もまた1000個覚えたほうがいい話

・記事リスト


結論から申しますと

「数学の証明問題は完全に無視したほうが勉強全体のクオリティにとって長期的によい」です。
以下、詳しく述べたいと思います。

 

基礎問題精巧や青チャート、1対1対応など良質の参考書は数多くありますが、

「正直そこまで数学のことを好きでもない」学生の方は

これらの参考書(教科書も可)に載っている証明問題は全てスルーして大丈夫です。
(志望校の二次試験過去問で証明問題が出されていた人は残念ながらやらざるを得ません。
 しかし、この場合もいったんは証明問題を無視して大丈夫です)
「出ない問題はやらない」で全然いいです。
少なくとも、共通テストでは証明問題は出題されません。
(2022年の共通テストのようにとち狂った内容になる可能性もなくはないですが、
 基本的に除外して考えます。過去のセンター試験では証明問題は出題されませんでした。)


今回の話は、単に「証明問題はやらんだけか」という話に留まりません。
証明問題に限らず、「苦手意識がある」問題や単元は全てひとまず飛ばしましょう。

今回本質的にお話ししたいのは

 

「苦手意識があまりない単元や問題から仕上げていったほうがよい。
 100か0か(やるかやらないか)のような極端な取り組みではなく
 できそうなところからやってみることの重要性」

 

です。

これは

 

「ある程度いい加減に勉強する部分があったほうが最終的にお得ですよ」

 

という話でもあります。


さらに具体的な作業に触れてみますと、

「ある単元の苦手な問題は飛ばしたまま他のできそうな問題だけをやり込み、
 100%それらの問題を解けるようになったらやっと苦手な問題にもちょっとだけ触ってみる」

 

といった感じです。
めんどくさいことは後回しにしてくださいという話です。
これは「いい加減」というよりは「要領」です。
要領が練られていないな人は受験でも他の勝負でも勝てません。
「ずる賢さ」とも言い換えられると思います。
一般的には悪い言葉遣いかもしれませんが、
しかし勉強において悪知恵やいい加減さ、要領、狡猾さというのは
大いに威力を発揮するものなのです。
バカ正直に正面からぶち当たるのは学校の中では褒められるかもしれませんが、
そんなに結果は出ないやり方なので、受験で勝ちたい皆さんは
「ちょっとだけイーヴィル(邪悪)なハート」を持ってください。
そっちのほうが強いです。
(なお、邪悪なマインドと言っても、犯罪やカンニングは除きます。当然の話ですが。
 イーヴィルになり過ぎた悪例が2022年共通テスト世界史カンニング事件です。
 あれはずる賢いというよりはレベルの低い怠慢ですね。あんまり賢くはない)


私も常々めんどくさい問題(証明問題など)に抵抗を抱きつつ勉強していた時期がありましたが、ある日を境に「めんどくさい勉強は後回しでいいや」といい加減な勉強の態度に開き直ったことでいくらか勉強を始動するハードルやストレスを下げることができました。
いい加減な勉強のモチベーションというのは実は大事です。
人間の脳みそや心理はそれほど強固なものではなく、
「気合」や「やる気」「危機感」などといった強いベクトルの動機は長持ちするようにはできていません。
「死ぬ気」に皆なり続けたら人類皆すごい結果を出せていそうなものですが、
残念ながら365日死ぬ気で努力し続けられた人はおそらくいないかと思われます。
「死ぬ気」を本当に実施したら本当に死んでしまいますのでそういうことはやめましょう。

だからこそ、ちょっといい加減に「めんどい問題はスルー」くらいの温度で臨むことが大切です。
お気楽な部分が勉強の中にあれば、その分だけ長期間の勉強に耐えられます。
「死ぬ気」「気合」とは逆のベクトルの考え方です。
そっちのほうが長続きします。
(ただし本気でやってください。やる気とかをあてにしないで、仕組づくりや工夫に対しては超本気で考えてください、ということです)

この世に存在する持続する力が高い事象や営為はすべからく「お気楽」成分が濃厚です。「続かない」≒「いい加減さや気楽さが足りない、システムが不足している」とも言えます。

ここで仕分けしておきたいのは、いい加減にするのはあくまで「めんどい問題」と「そうでもない問題」に限ったことであり、1日の勉強時間や勉強量についてまでいい加減になるのは危険です。
「いい加減」も使いどころが重要です。
1コマ90分、休憩30分、1日5コマくらいはこなすノルマ感でやらないと
地方国公立・MARCHレベル以上は安定して望めないでしょう。

 

また、いい加減な態度を実施するのはあくまで一時的なものです。
上述したように、「やれそうな問題」を100%やりこんだ後には
「めんどい問題」をやらざるを得ないのです。
これは志望校ごとに求められる領域や傾向に基づいての判断になります。
若干繰り返しになりますが、

 

「めんどい問題にはいつか対処しなきゃいけないけど、
 でもまあ最初はスルーして他のことやっておいたほうが結果的にいいんじゃないの」

 

というのが結論です。


なので、端的にまとめると


「勉強の始動期間(3~4か月程度)はいい加減を適用するが、
 それ以後ある程度習熟してきたらいい加減を若干卒業して勉強に臨む」


といった感じです。
まあ、いい加減を卒業したあと、「めんどい問題」の中でも「もっとめんどい問題」はあると思うのでそれに関しては「めんどい問題」だけやって「もっとめんどい問題」は後回しにする、という「いい加減その2」も効果は大きいです。
この論理でいくと、いい加減始動はどのような勉強の段階でも発動してOkということになります。

いい加減その2,いい加減その3、いい加減その4・・・とシリーズは続いていくのです。
とにかく

 

「現段階でめんどいと思ったものは後回し。よりめんどくないほうの問題を先につぶす」

 

という感じです。
重要なのは勉強のモチベーションを下げ過ぎないことです。
そのためのいい加減な始動なのです。
勉強はあまり真面目に戦い過ぎないほうがいいですね。

めんどい問題にぶち当たって「めんどいし気持ちが落ちたからもういいや」と
勉強を止めるのではなく、めんどい問題を回避して前に進み浅く広く全体をまずはこなしてみることが重要です。


一番重要なのはモチベーションを長期間維持し続けることです。
そして長時間持続するには、やる気や気合、決意に頼るのではなく
ちょっといい加減でも勉強を続けられる工夫、システムづくりです。
気持ちで勉強しないでください。
気持ちはいつか切れます。
気持ちだけに依存するのではなく、気持ちをいかに持続できるか、
楽に勉強を始動・持続できるか、という自分なりの工夫に意識を割いてください。

私は気合で勉強したことはほとんどないです。
勉強の要領を知らない頃はそんな時もありましたが、とにかく疲れます。
「俺が悪いんじゃなくてやり方が悪いんだな。やり方を教えないし知らない社会が悪い」
と他人のせいにしたあの時のいい加減な自分をほめてあげたいです。
人生何事も、よい加減じゃないと続きませんから。多分。
受験生の皆さんは、「本気、かつ、いい加減」に頑張って勝利をもぎとってください。
お疲れ様でした。

 

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