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勉強は「楽しい」とか「面白い」とかいうモチベーションでは結局実にならないという話

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今回は、勉強のモチベーションについて触れてみたいと思います。
なお、今回の記事で触れる対象は小中学生です。
高校生を対象としない理由は、高校以降の勉強において
「楽しい」とか「面白い」とかいうイージーなモチベーションは
先天的に勉強への適性が高い少数派の人間にしか当てはまらないからです。
大半の学生は、高校以降の勉強に「楽しい」「面白い」などのポジティブなイメージはほとんど抱かないことと思います。
どちらかと言うと、


「なんでこんなに大量に勉強しなきゃいけないんだろうな」


というネガティブなイメージを抱いていると思われます。
事実、その通りなのです。
高校以降の本格的な勉強は、「楽しい」や「面白い」といったライトかつポジティブな動機だけでは乗り切ることはできないのです。
これもまた理由を述べれば、高校以降の勉強においては、
「訓練」を必要とするからです。
大量の暗記、過去問の研究、参考書の選定、反復練習etc...
これらを必要としない、知能が高い学生も一部いますが、
彼らはあくまで例外です。
しかも、そういったハイレベルな学生ですら、通常の学生と同じように
一定以上の訓練ややりこみを施し、万全の体制でもって受験に臨むのです。
「訓練」なくして高校以降の学習を語ることはできません。

 

では、中学までの学習はどうなのか。
これは断言できますが、中学までの学習範囲は、さして訓練を必要としません。
学習範囲が狭いからです。
それゆえ、ちょっと地頭のいい子であれば、
なんとなく何回かワーク的なものを解いてみればすぐに点数は上がるのです。
ある意味、地頭だけでもなんとなく乗り切れてしまうのが中学までの勉強ということになります。

 

長い前置きが終わり、やっと本題に入ります。
私が本記事において述べたいことは、


「世の中には『勉強が楽しくなる!』的なキャッチコピーの教育サービスが一定以上見

   受けられるが、『楽しい』が通用するのは中学までなので、『楽しい』だけではない

   別のモチベーションも持たないと最終的には意味がない。

   高校の勉強で通用しないから」


ということです。

 

「勉強が楽しくなる!楽しいから好きになる」は、中学生までなら確かに大いにありえることです。
しかし、「楽しい」には限界があります。
なぜ、中学までの学習は楽しく勉強することが可能で、
なおかつ「楽しい」が成績向上に直結するかと言えば、単純です。
それは、「楽だから」です
楽だから楽しいと思えるのです。

 

なぜ、楽なのか。
学習範囲が大した広さではないからです。
ちょっとのコツと数回のやりこみで、なんとかなる可能性が高いのが中学生までの学習です。
こういった「楽に基づいた楽しさ」は、繰り返しになりますが高校以降では通用しません。
理由は同じく単純で、

 

「高校以降の学習は範囲が広く、楽ではないから。ゆえに楽しくなりようがないから」

 

です。

学習に興味を持つきっかけとしては「楽しい学習」というのは効果的です。
私はそれについては肯定します。
しかし、あくまできっかけどまりです。
きっかけ以降の、本格的な訓練では通用しません。

 

では、どうするべきなのか。
「楽しい」以外の別のモチベーションは、どのようなものを持つべきか。
それは、「必要性」と「危機感」です。
長く幅の広い訓練に耐えるためには、この2つが必要不可欠です。
また、モチベーションだけでも継続力は弱いので、
この2つにさらに「具体的な訓練方法に関する知識」が求められます。
これは、様々な書籍にも書いてありますし、ネット上の情報でも十分に得られます。

 

「必要性」「危機感」「具体的な訓練法」
この3つがあれば、高校以降の学習にも耐えられます。
これらがない場合、学習を継続することは不可能と言ってよいでしょう。
「勉強は嫌いなんだけど、まあやらなきゃやばいからやらないとなあ。
 なりたいものもあるし。仕方ないからやるしかない」
この程度のモチベーションで十分です。
これが必要性です。
これに加えて、
「入試本番までの残り時間を逆算すると、かなり時間がない。やばい」
といった危機感も加わればなかなか強力になってきます。

 

私のこれまでの指導経験からすると、危機感レベルまで持てる学生はあまり多くありません。
大半の学生が必要性レベルどまりです。
少し過剰に怯えているくらいのほうが、優秀な学生が多い気がします。
優秀な学生ほど、危機感も鋭く、それゆえに学習に対して非常に積極的です。
「このやり方で間に合うんですかね」
「他にいい方法はありますか」
など、自分を最適化することに余念がありません。
高校の学習、ひいては大学受験の勉強において勝ち残れるのはこういった態度の学生だけです。

この学生たちには「楽しい」「面白い」といったモチベーションはありません。
強いて言うなら、「訓練の果てに、成績が向上する面白さ」はあると思いますが、
そこに至るまでは「楽しい」はほぼありません。
そして、「楽しさなんてなくて当たり前」という状態に慣れていることが大事です。
「楽しいかどうかではなく、やるべきかどうか」が大事です。
ある意味、「楽しい」で勉強を始めてしまうと、
「楽しくなくなった」時は、勉強をやめてしまう時とも言えます。
「楽しい」と思わせる学習法や教育法は、そういった危険性をはらんでいます。

 

必要性、危機感、具体的な勉強法。
普段の会話、議論、やりとりにより、これらを学生に持たせることが大事です。
「楽しくなくても、面白くなくても、必要性や危機感だけで勉強に耐えられる学生」
こういった学生だけがその後の人生でも成果を上げることができます。
「楽しい」は、非常に強力な起爆剤ではありますが、
強力であるがゆえに、副作用も大きいのです。
できるなら、中学生のうちに「楽しい」「楽」以外のモチベーションや耐性を獲得できていると好ましいかもしれません。

 

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