山形県米沢市のオンライン高校・大学受験塾「伝説の松本学習塾」のブログ

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勉強は自分の頭で考えるよりも解説をすぐ読むことから始めるべし~自分の頭で考えるのは基礎を身に着けてからでOK~

また、伝説の松本学習塾です。

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今回は、勉強をお気楽に始めるための考え方について記します。

少々理屈が込み入っていますが、最後まで読んで頂ければ幸いです。


当塾に入ったばかりor無料相談の方でよく見られるケースは、
勉強を「大変なこと、疲れること、頭を使うこと」
だと思いすぎるあまり、勉強時間を一定以上積み上げられないというものです。

勉強は、頭を使ってうんうん考え込んでやるものではありません。
ありていに言ってしまえば、


「自分の頭の悪さをさっさと受け入れて、頭のいい人間の考え方やテクニックを大量に盗む」


これが勉強の本質です。
逆説的ですが、頭のいい人ほど、自分の頭では考えません。
正確には、


知識や技術が足りない自分のレベルの低い頭で考えても大していい答えは出ないのだから、さっさとレベルの高い他人に聞いてしまおう」


です。
この場合の「他人に聞いてしまおう」は、
生身の人間に質問することだけに限りません。
書店や通販サイトにて、良質の参考書を買い漁ることも
「他人に聞く」のうちです。
要は、


「まずはよい情報を収集すること」


これに尽きます。

頭のいい人というのは、自分の頭で考える力も強いですが、それ以前によい情報を集めまくる能力も高いのです。

(この点は、日本の学校教育でもっと叫ばれるべき内容だと個人的には思っています)
ひらがなの50音順を覚えていない赤ん坊に対して
「日本語で考えろ」
と指示しても理解できないのと同じです。
まずは良質の情報、基礎的な知識を、
「自分の頭で考えるのが大事」
とか言ってないでさっさと盗む(真似する)ことが大事です。
実力が大したことがないのに、
「一から自分で考えてやってみたいんです」
というのはいささか傲慢ですし、効率が悪すぎます。

5年や10年をかけてじっくり学びたいのならば全く問題はありませんが、

志望大学合格を志す若者としてはあまり褒められた態度ではありません。

まずは無心に知識を体に叩き込むことが先決です。

前置きが長くなりましたが、
「自分の頭で考えるのではなく、10秒考えてわからなかったらすぐ解説を読め」
とはつまりそういうことです。


「5分くらい考えたらわかるかもなー」

「書き出してるうちにわかるかもなー」


は、「解ける」うちに入りません。
問題を見て数秒~30秒以内に何らかの方針が立たない場合は、


「その問題を全く解けないのと同じ。0点と同じ」


です。
大学以降の研究や企業内での仕事ならいざ知らず、
大学受験程度の勉強においては反射神経が命です。



「解ける」
というのは、
「問題を見た瞬間ないし数秒以内に8割がた方針が思いつく」
ことを指します。
それ以上時間がかかるようなら、
「自分のレベルが低い。この問題は自分よりレベルが上の問題だ」
と判断してください。

そして自分のレベルの低さを潔く受け入れてください。
「自分の頭を使うな」
とはこういうことです。
正確には、


「知識も不足しており、ろくに反復訓練も積み上げられていない未成熟な頭で考えても時間の無駄」


ということです。
そして、レベルの低い頭だと自覚したなら、
すぐに解説を見ましょう。
そして解法、知識をさっさと盗んでしまいましょう。
これが勉強の本質です。


そしてこういった「ちょっと取り組んでわからなかったらすぐ解説を読むスタイル」に慣れてくると、勉強へのイメージは変わってきます。


「勉強は頭を使って取り組む面倒で疲れるもの」
から
「勉強は頭のいい人の解説を読書のように読み込んで覚えるもの」
へと概念は変化します。


勉強は、考えるものではなく、読むものです。
そう思えば、自分の頭で体力を使って取り組むものと思っている段階より、
勉強を始動する心理的ハードルも低くなりますし、継続時間も伸びます。
「自分の頭でうんうん考える」
なんてことが重要になってくるのは、偏差値60を超えてからの話です。
偏差値60までは基礎知識の暗記がメインです。
暗記さえしっかりしていれば偏差値60前後までは到達できます。
基礎知識をみっちり叩き込んでから、その時初めて自分の頭で考えることを始めてください。
知識が不十分な状態で自分の頭だけを頼りに考えを進めるのは時間の無駄です。
語弊は色々あるかと思いますが、


無知な状態でいくら考えても無知に見合った程度の答えしか出てこない」


のです。
もっとありていに言ってしまえば


「お馬鹿な脳みその状態で考えてもお馬鹿な答えしか出てこない」


のです。


「自分より頭のいい人の考えや知識を盗んで(真似て)その人のレベルに追いつくこと」


を目標というか、習慣にしてください。
勉強ができる人とできない人の一番の違いはそこです。

「そうは言っても、やっぱり自分の頭で考えないと自分の力にならないんじゃないか」
こういう意見もあるかとは思いますが、
知識が大してない状態でうんうん考え込んで答えを出すことに意味がある」
のは公立の中学校教育までです。
勉強の範囲が大して広くなく、考え込む時間があるからです。
(本当は中学の勉強も考えこむのはお勧めしませんが)

「解説をすぐ読んで理解し、その解法や知識を反復練習して暗記する」
これが勉強の基本中の基本です。
また、この手法は全ての教科において適用可能です。

 

また、参考書や問題集を選ぶ基準ですが、

上述したように
「すぐに解説を読む」
ことが重要なため、参考書や問題集を選ぶ際は解説量が豊富なものだけを選んでください。
解説量が少なく、解答だけが記載されているものは何の役にも立たないので絶対に購入しないでください。

お金と時間と資源の無駄です。

以上、「解説をすぐ読め」手法について記しました。
しかし、本当に大事なことは手法それ自体ではありません。
この手法以上に重要なことは、
「この手法を通じて勉強へのイメージを変え、取り組みやすくすること」
です。

頭を使って解くというイメージで勉強を捉えるから
「あんな疲れることやるのやだな」
となって取り掛かりにくくなるし、勉強時間も長続きしません。
私は勉強を勉強だと思って勉強したことがありません。
頭脳を働かせる修行や苦労、というよりは、本を読む感覚に近いです。
「あーそういう考え方すんのね」
「あーそういう手順で解くのね」
と他人の考えを読み物として読んでいる感覚です。
心理的負荷がほとんどない状態で勉強しています。
それゆえ、1日10時間以上の勉強を平気でできます。
言い方は悪いですが、
「頭がよくなりたかったら、自分の頭の悪さをさっさと受け入れて、
 より頭のいい人の手法や考え方をすぐに盗もう」
これが学習の本質です。
早く多く盗む。
これができる人は受験に強いです。

そして仕事や研究にも強いです。
こと大学受験においてはこれは必須の能力です。
勉強観をカジュアルなものに変形させて、お気楽に勉強に取り組みましょう。

 

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