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親が難しい資格を持っていたり経営者だったりすると 子供のモチベーションや自発性が高くて結果的にめちゃ伸びる話

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今回は、「家庭内の空気の重要性」について語ります。

 

当塾には、様々な環境の塾生が在籍していますが、
私個人の観測する範囲では、
「経営者の家庭、プロフェッショナルの家庭、あるいはちょっとお金に困っている家庭
 の子供のほうが勉強に対して自発的で馬力があって伸びやすいなあ」
という印象があります。

 

これは、能力の遺伝が関係しているという側面もありますが、
それ以上に「親が第一線でリスクを背負ってひりついているか」
的な「ひりつき」の空気の有無が大きいと思っています。
重要なのは「ひりつき」です。
そういった空気が家庭内に流れていることです。

 

あるいは、親の職業や地位以外の要因としては、
「うちって貧しいんだなあ」
「あー、親、失業しちゃったんだなあ」
などのひりつきも子供の自主性の増強に一役買っていると思います。
危険な匂いとも言えます。
「子供が大人にならざるを得ない状況」とも言い換えられます。

主体性とはつまりは「子供でないこと」「大人であること」を意味します。

子供が子供扱いされているうちは主体性は永遠に宿りません。

 

「ああ、自分の家の暮らしってひょっとしたらすぐ壊れそうなものなのかも」
という緊張感だけが子供を大人にするのではないかと思います。
それは、実際に貧しい環境でなくとも、
冒頭で述べたような「職業における第一線感」「経営者としての責任や重圧」が
醸し出す空気が伝わっていれば、子供にも鋼が入るというか、
鉄に火が通る部分があるのではないかと思います。

高いポジションの仕事であるほどに、同時に高いリスクを伴うからです。

その緊張感は意識せずとも子供に伝わるものです。
これは、仕事でなくても代替できる部分があります。
「親が何らかの趣味に燃えている」でもいいと思います。
ただし、燃えていること、強い執着が感じられることが必要でしょう。
それについて熱っぽく子供に話しかけてみるのでもいいと思います。
「単純に好きなものを色々買い集めてます」
程度の熱量だとあまり影響がないように思いますが、
「自分なりにカスタマイズしまくっている」
「自力で作っている」
といったレベルの熱量であれば、
「いい空気」を醸し出すことに役立ちうるかと思います。

 

私個人の生育環境を例に挙げると、
母子家庭でしたし、借家暮らしが長かったので
「うちはよそと違って貧しいんだな」
「金なんかないんだから自分でなんとかしなきゃいかんのだな」
という感覚は常にありました。
その勢いが余り過ぎて何でもかんでも独学して習得する癖が
ついてしまったように思います。
「何もかも自分でなんとかしなきゃ、自分が死ぬ確率が高まる」
この感覚は人並み以上に強い自覚があります。
生育環境としてはある意味理想的だったかもしれません。
自主性しかない人間が出来上がったからです。
(自主性があり過ぎるのも、社会生活においては支障をきたすのですが…)

 

ともかく、家庭の中に何らかの「本物の危機の匂い」が漂っていない限り、
いくら口頭で「ちゃんと勉強しなさいよ」と言ってみたところで
子供からすれば「またなんかうるさいこと言ってるな」程度にしか受け止められないと思います。
親の言葉を子供にうまく伝えるためにも、
言葉以前にまず「本物の危機の匂い」「ひりつき」が下地として存在している必要があると考えます。
子供に投げかける言葉なんて、よほど上手な家庭を除いて、家庭ごとに大した差はないと思います。
ならばどこで差がついているのか、違いが生まれているのかと言えば、
それはやはり「空気」ではないでしょうか。
親が日々の暮らしや仕事から醸し出す空気、匂い、慣習。
これらの見えない下地の温度が高い状態でのみ、
初めて親の言葉が子供に、親の気持ちと共に伝わるのではないでしょうか。

親子間の空気に濃厚なものが漂っていれば、親が投げたふとした言葉に子供はすっと納得するのではないでしょうか。

関係値の高さや普段の空気を伴わない言葉はただの音に過ぎません。

 

「親が、いい意味でも悪い意味でも燃えるような生き方をしていないのに
 子供にそれを求めるのは無理なことではないのか。
 自主性とはつまり何かに燃えている状態を指すのだから。

 子供ではなく大人である状態を指すのだから。」
という話でした。

 

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