山形県米沢市の高校・大学受験塾「伝説の松本学習塾」のブログ

山形県米沢市の高校・大学受験塾「伝説の松本学習塾」の塾長が記すブログです。勉強方法やその他のことなど、独断と偏見ではありますが役に立つ情報をつづっていきます。

大学受験は地頭だけで戦うと負けます~参考書というブースターの重要性と失敗事例~

また、伝説の松本学習塾です。

山形県米沢市の通塾・オンライン両対応の松本学習塾です。
ご興味のある方は以下のHPより是非一度お問合せください。オンライン無料学習相談・オンライン無料体験指導を随時受け付けております。

ご興味のある方は「伝説の松本学習塾」で検索するか、以下のリンクからHPに訪れて頂ければ幸いです。

www.matsumoto1057.com


地頭だけに頼ると余裕を持って大学受験に勝てませんよ、という話。

今回は、「地頭のよさも大事だけど、それ以上にプラスアルファの力を使ったほうが勝率に大きく影響しますよ」という趣旨について語りたいと思います。

まだ私が講師として未熟だった頃に何人か遭遇した学生の典型を例に挙げます。
地頭がいいがゆえに「大学受験を学校からもらった本だけで乗り切ろう」という趣旨の、あるいは愚直に「下手な小細工は使わないで勝ちたい」という趣旨の、
合理的な要領を避けたがる学生が一定数いました。
この場合の「下手な小細工」「学校配布物以外の教材」とは、質の良い参考書を指します。

 

話はやや横道にそれますが、
どうもこういった便利なツールを
「自分には必要ない」
「それに頼らないで乗り切ってみたい」
と思う学生はどこにでも一定数いるようです。
地頭に多少の自信がある学生であることがしばしばです。
(私はむしろそういった便利ツールは使い倒す側の人間なので彼らの心情がほとんどわからないのですが)
しかし、率直に言ってそういった態度は「甘え」です。
大学受験の実態をまだ肌で感じていない未熟さが
「便利な技は使わないで自力だけで勝負したい」
のような効率の悪いストイックな発想につながるのです。
そういった勝負根性、封鎖的な環境における努力が評価されるのは中学生までです。
その意味で、大学受験は子供と大人の境目の世界かもしれません。
結果だけが全てだからです。
「ここまで頑張ったから何点かあげましょう」
は合否の領域において存在しません。
よい結果を得られるように、自分が実施している努力をアップデートし続けること。
これが大学受験に必要な思考です。
結果を出せる努力でなければ意味がないのが大学受験です。
結果を出せる手段を模索し続けるのが大学受験です。
結果にこだわる前に、勉強法にこだわる時点でまだまだ甘ったれです。
大学受験に限っては、結果主義にこだわってください。
それしか道はありません。

 

話を戻します。
上述した学生たちは、結果的に地方国公立には受かりました。
ですが、本命は旧帝大レベルでした。
地頭はいいので伸びしろを十分伸ばしきれれば旧帝大にも通用する学力は持っていました。ですが、センター試験の点数がふるわず、結果的に地方国公立大学に志望校を下げました。
これはなぜか。
未熟な私の指導力不足、というのも一因ではありますし、
「この子たちの言うようにやらせてみようかな」と曖昧な決断しか下せなかった
私の甘さと経験の浅さもさらなる一因ではありますが、
それと同等か、それ以上に彼らには柔軟性、素直さが足りませんでした。
「その学校配布のテキストとか問題集じゃ間に合わないし、あんまり出ない問題が載ってるから市販の有名予備校の先生が書いてる参考書とか問題集に変えたほうが早くいい結果出るよ」
と数度にわたり示唆しましたが、彼等は彼等の流儀を貫きました。
内心、私は「頭いいのに要領悪いんだなあ」とぼんやり思っていましたが、
「ま、地頭いいからなんとかしちゃうかもなあ」と静観していたら
案の定伸びきらずに、自分の志望よりも低いところに着地する結果になってしまいました。彼等自身が選んだこととはいえ、彼等には悪いことをしたという思いが未だに残っています。

 

彼等の敗因(国公立には受かったのですが、志望校に届かなかったという意味で)は何か。
ひとえに「合理的な選択をとれなかったから」に尽きます。
上述したような「下手な小細工や工夫」に労力を割かず、
今手元にある問題集・教科書・学校の課題だけで勉強していたからです。
「工夫・戦略・要領・効率・検証」という観点が彼等には一定以上抜けていました。
地頭という力技だけで押し切ろうというメンタリティが彼等に合理性を選ばせませんでした。
受験でも勝負でもなんでもそうですが、過程や努力においては泥臭く、
どぶ板営業のような馬力でなんでもやる人が勝ちます。
勝ち方を選んでいる人は勝てません。
勝てたとしても、自分の望むほどの達成率は見込めないことが多いです。
「こうやったら恰好いいだろう」とか、そんなことを述べても許されるのは上位中の上位の生徒だけです。
具体的には偏差値70以上を常に叩きだしている人間だけが
許される選択ではないでしょうか。
(まあ、往々にして偏差値が高い学生ほどやりこみ具合も高いので
 こういったケースはほとんど見受けられないのですが)
それ以外の学生はなりふり構わず勉強してください。
スマートさなんてもってのほかです。
勝ち方を選ぶ夢なんて抱えてないで、実績を出してください。
受験に限っては、勝ち方ではなく、結果が大事です。
どうやったら一番いい結果が出るか、それに基づいて勉強の戦略、要領を考えてください。
そして本当に現在の自分の取り組みが正しいのか、常に検証し、アップデートし続けてください。
勝つならそれです。

 

話がややそれましたが、重要なのは合理性と効率です。
ではそれは何によって担保されるのか。
良質な参考書です。
インターネットが過剰に普及した現代において、どの参考書が最も結果を出しやすいツールであるか、そこかしこに情報が転がっています。
それに基づいて勉強してください。
「学校の授業・課題・教科書・問題集」は受験用に作られているわけではありません。
一応、受験生を受け持つ学校の先生方はそれなりの難易度の問題を放り投げてはくれますが、それではその課題や授業は「どれくらいの偏差値帯において有効なツールであるか」先生方は具体的に語れるのでしょうか。
またさらに「どの大学の文系or理系においてはこういう類の問題が出がちである」と明確に返答できるのでしょうか。
ほぼ答えられないと思います。
学校の先生は受験のプロではありませんし、学校の先生の本文はその領域ではないからです。
中には、優秀な先生もいらっしゃるのですべての先生の指導が効果が薄いとは言いませんが、大半の高校教諭の方はそこまで請け負いきれません。
物理的に不可能です。
学校の先生は、受験のプロとして研修を受けたわけでもなく、
受験のプロとして採用されたわけでもなく、
受験のプロとして結果に対する責任を問われているわけでもありません。
「プロっぽく働いてくれると、学校側としてはなんか嬉しいなー」
くらいの温度が実態ですし、それで十分です。
学校が教育に関する全ての責務を背負いきれるわけがないからです。
学校に受験関連の期待を寄せるのは、完全に学校のキャパシティを超えた行いです。
「学校なんかあてにするな」というような失礼な物言いに聞こえるかもしれませんが、
先生方に対する敬意や尊重まで蔑ろにしろということではありません。
学校には色々な制約や限界があるのだから、そこに期待するのはやめたほうがいい、
ということを伝えたいだけです。

 

また話を戻しますと、良質の参考書は学校由来のツールと何が違うのか。
それは「大手予備校の受験のプロが作っている書籍」というただ一点です。
プロとアマ、どちらを選べば勝率が高いかは火を見るより明らかです。
一番のミソは、分析と研究です。
率直に言って、よく調査されていますし、要領が凝縮されています。
駄目な本もたまにはありますが、インターネット上で取り上げられている
有名な参考書に外れはほぼありません。
あるとすれば学生とその参考書との相性くらいです。
相性が悪くてどうも筆が進まない、ということはよくあることです。
その時はまた別の参考書を探せばいいだけのことです。


有名かつ良質な参考書は、学校由来の教科書・問題集とは、濃度が違います。
言い換えると、テキストの濃度が違う≒時間の濃度が違う、
ということになります。
時間こそは受験生にとって最大の財源です。
財源効率、費用対効果を最大化した者だけが受験・勝負に勝てます。
テキストはただの紙っきれであると同時に、その紙っきれの如何が
あなたの人生の、有限な時間を資産化するか、不良債権化するかを決定します。
紙っきれは時間の具象です。
持っている本次第で、あなたが時間管理において金持ちになるか貧困層になるかが分かれるということです。

時間のお金持ちになってください。

 

本記事にて一番伝えたいことは
「自分の地頭に自信があるのはいいことだし、やる気もあるのはわかってるけど、地頭だけで戦うと安定して勝ちづらいよ」
ということです。
地頭という「筋力」みたいなものだけで戦うと勝ちづらいよ、ということです。
力に加えて、技も工夫も戦略も全てを駆使して戦うべき、ということです。
大学受験は要領と戦略の勝負です。
地頭のよさも重要なのですが、それだけでは勝てませんし、
むしろ地頭だけで乗り切ろうとすると厳しいものがあります。
なぜなら、情報量と演習量をカバーしきれないからです。
情報量とは、端的に言って知識量です。
もちろん、学校から配布される教科書には網羅的に知識が掲載されていますが、
それを全て手製でやりきるのは時間のコストパフォーマンスが非常に悪いです。
こういった形で、情報量というのはある程度圧縮ないし限定する必要があります。
そして節約できた時間で他科目のフォローに注力することが必要になってきます。

 

次に、演習量です。基礎的な内容を頭に叩き込んだ後に、
過去問や実践的な問題集を数多くこなして実戦形式やひっかけ、
マニアックな重箱のすみつつきへの耐性をつける必要があります。
そして自分が正答できなかった領域を再確認し、
また基礎的な叩き込みへと戻り、課題をつぶし、改めて演習に戻ります。
自分の実力を向上させる近道は、自分の欠点を全てつぶすことと同義であり、
それは実践形式の演習において達成されます。
学校配布の教科書・問題集も決して悪くはないのですが、
いかんせん要領がありませんし、配布物だけではそもそもの冊数が足りません。
基本的な相場としては、一科目あたり2,3冊の参考書と3,4冊の問題集をこなすのが
高い成果を上げる目安となります。
端的にまとめると
「学校の配布物メインでの受験勉強は、そもそも情報量も演習量も足りない」
のです。
大学受験は時間との闘いであり、さらには知識量との闘いでもあります。
「効率的に、なおかつ大量に」これが実力向上のための原則です。
どちらも欠けてはいけません。
少々くどいですが、改めて表現すれば


「学校の配布物はほとんどの場合、効率が悪く(だらだら全部書いてある) 量も足りない」


のです。

 

何回も繰り返しになって申し訳ないですが、
上述した「地頭だけでなんとかしようとした学生たち」にまた触れます。
「先生、でもまあ、そうは言っても今目の前にあるものを使って頑張ってみますよ」
大雑把に言ってその生徒たちの態度はこのようなものでした。
「『まあ、そうは言っても』なんて悠長なことを言っている暇も資格も今の君にはないんだよ」
と今なら断言できます。
受験生の皆さんは、最良の選択肢を躊躇なく選んでください。
自分の実力を上げることを優先し、それに基づいて手段を選んでください。
「まあ、そうは言っても」なんて言って勝ち方にこだわって、
その挙句結果を取りこぼしても後には何にも残りません。
(あくまでこれは受験に限った話です)

 

自分の志望、願望、欲求を本心から叶えたいのなら、
なりふり構わないで自分の実力を上げることに専念してください。
実力も大してないのに夢だけ大きい状態が最も悲惨です。
自分の実力という現実を直視してください。
そして最も要領のいい手段を選択してください。
なりふり構わず、泥臭く、最良の情報を探し続けてください。
それも能力のうちです。
紙の上の実力だけが頭の良さだと思ったら大間違いです。
情報収集・要領・戦略・学業の実力・メンタリティ、全てを総合したものが頭のよさです。
言い方がだいぶ乱暴になりますが
「四の五の言ってないで実力を上げる手段を今本当に実施できているのか
 常に検証し続けろ。模試の結果は本当に出せているのか。
 出せていないのなら努力がどこか間違っている。
 それを全て洗い出して全てつぶせ。そして往々にしてその原因は勉強の素材である
 参考書・問題集と入試問題の不整合にある。照合せよ。全てを照合せよ。
 本当にこのテキストをマスターすれば合格点以上の点数を取れるのか、
 自問自答し尽くせ。自分の暗記法や思考法も常に更新し続けろ」
こういった検証能力もまた能力の一つです。
私は地頭はそうでもないですが、その他の能力が人並み以上だったので地頭の不利を補うことができています。
「地頭がいいほうなんだろうな自分は」という自覚がある皆さん、
地頭プラスアルファの力で受験に臨んでください。
地頭のよさだけで戦えるうちは、まだ自分に甘い領域で戦っているんです。
(志望校に受かったor十分な実力が現時点であるのならそれで全然いいのですが)
余裕を持って受かりたい、合格最低点より少し高いところで気を楽にして受かりたい方は、是非とも学校配布物ではなく良質の参考書・問題集を使用した戦略に切り替えてください。
キーワードは「余裕が欲しいか、そうでもないか」です。
私個人の感覚としては入試問題を解いている最中or解き終わった瞬間に
「こりゃ受かったわ」と確信できる実力を持っている自分でないと
なんだか嫌だなあという感覚なので、断然参考書派です。
(毎度毎度そんなことはできませんが)
受験という対戦相手を舐めないでください。
舐めると負けます。
相手を知り尽くし、調査・検証・戦略を充実させて戦ってください。

 

長文お疲れさまでした。

山形県米沢市の通塾・オンライン両対応の松本学習塾です。
ご興味のある方は以下のHPより是非一度お問合せください。
オンライン無料学習相談・オンライン無料体験指導を随時受け付けております。
ご興味のある方は「伝説の松本学習塾」で検索するか、以下のリンクからHPに訪れて頂ければ幸いです。
www.matsumoto1057.com