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英単語というストーリーに乏しい無味乾燥単純暗記が作る「壁」~余計にやり過ぎる人は強いという話~

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今回は、大学受験ひいてはその後の勉強全てにおいての適性を仕分ける境界について説明したいと思います。
キーワードは、単純暗記です。
さらに具体例を挙げれば、英単語の暗記がまさに単純暗記の代表例になります。
英単語のような、ある種機械的かつ無味乾燥な文字列の暗記、
しかもそれを大量にこなせるか、こなそうと思えるかが
志望大学を選定する上で重要な指標になります。

大ざっぱに表現すれば「ストーリーの乏しい無味乾燥なものもこなせる馬力の有無」が成果を左右します。
なお、今回は英単語帳ターゲット1900を用いた考察になります。

以下、段階別に述べていきます。


①一語一義で1000語覚える(ナンバー1~1000までの英単語)
 「一語一義」というのは、単語一つにつき、その単語が持つ一番メインの意味のみを覚えるといった意味です。
 これを習得できるとおおむね共通テストの長文読解にそれほど困らないといったレベルです。(共通テストの長文を速く読めるかどうかはまた別の話なので一旦置いておきます)
②一語一義で1500語覚える(ナンバー1~1500までの英単語)
 正直、共通テストでは1500語まではいらない気もしますが、

 各大学の二次試験を見据えて1500語までは覚えておきたいところです。
③一語多義で1000語覚える
 「一語多義」というのは、単語一つにつき、その単語が持つ複数の意味全てと、
 単語帳に記載されている派生語、類義語全てを覚えることを指します。
 この③からは、これまでの①②とは違った壁が存在します。
 覚える手間、時間ともに①②よりも大幅に負担が増します。
 経験上、①②まではこなせる学生が多いですが、③④、そしてこの次の段階である⑤をこなせる学生は少数派になります。
 (英語という教科自体への苦手意識、意欲も絡んできますので、
  単純に英単語を覚えられるか否かだけが能力を左右するというわけでは

  ありませんので悪しからず。
  あくまで判断基準の一つになりやすいというだけです)
 この③のレベルをこなせれば、共通テストリーディングで8割前後は

 安定する確率が高いです。飛躍した論理に聞こえるかもしれませんが、

 暗記を徹底できる力と速く問題を解く力は相関します。

 また、暗記を徹底できる力は、元々の地頭の記憶力とは似て非なる力です。
 勉強を徹底できる力と言っても過言ではありません。
 やや話が混線しておりますが、ここで言いたいことは
 「自分の記憶力に自信がない」場合でも、記憶力の強い状態を

 作ることは可能であり、生来地頭の強い他人と肩を並べることも

 可能ということです。
 (私も元々はかなり記憶力が弱いほうですが、

  徹底する力が妙に強いので暗記に支障をきたしたことはありません)
 またさらに、大学受験のような長期戦においては生来の地頭以上に、

 「徹底し尽くす力」が最も重要な能力になります。

 これは他記事でも随所にて触れておりますのでご覧頂ければ幸いです。
 
④一語多義で1500語覚える
 学習する手間は増えますが、③がこなせる学生であれば
 この④もさほど負担は変わらないと思います。
 MARCH、旧帝大以上の大学を志望する学生はこのあたりまでは

 押さえておきたいです。

⑤一語多義で1900語覚える
 ターゲット1900という単語帳においては、1500番以降はマイナー

 というかマニアックというか、試験問題ではあまり遭遇することのない

 単語が多くなります。
 よって、大半の学生にとっては無縁な単語であり、
 MARCH以上、旧帝大以上を目指す学生にとってもそれほど

 学習効果が高い単語ではありません。
 率直に言ってしまえば、覚えたからと言って得点にはつながりづらい単語群です。
 ですが、あえてここで取り上げるのは「余計な領域まで踏み込んでそれを

 全て覚えてしまう」こともまた能力の一つだからです。

 必要以上のやりこみ、しかも冒頭でも述べたような、
 単純かつ無味乾燥な機械暗記においてそれを徹底できることは、

 大きな意義を持ちます。
 こういった、ある種の「やり過ぎ」感は大学受験の勝率を高い領域で

 安定させる要因になります。
 また、「やり過ぎ」というアビリティは自分の能力の限界値を

 超えることも可能にします。
 志望校のランクを上げることも可能ということです。
 (私は受験生当時、要領を全くわかっていなかったので1900語全てを多義派生も含め  

  覚えてしまいました。
  センター試験レベルであれば1900語レベルは完全に無駄な労力でしたが、
  その甲斐あってか楽に合格できました)

 

繰り返しになりますが、単純暗記に抵抗があるか否かで学力に大きな境目が生じます。
機械的単純暗記に多少の苦手意識があっても、
他の領域を徹底する力があればMARCH前後の大学には十分いけます。
旧帝大レベルでも他の、思考力を要する教科が得意であれば十分合格可能です。
ただ、やはり高い勝率を安定させられるのは、単純暗記をゴリ詰めできる力の有無です。 
その有無で難関大に安定していけるかいけないかがはっきりわかります。

 

数学や国語等の思考力を要する問題が得意だったり、
または「ストーリーがあるから歴史科目は苦手意識ないです」という学生は一定数いるのですが、そういう地頭がそもそもいい子でも単純暗記は苦手であるケースが多かったりします。
地頭がいいがゆえの弊害、とも言えるかもしれません。
「思考力が高いがゆえに単純暗記に興味が持てない」「訓練的な作業が苦手」というような事情かと思われます。
(私のような人間は本来の地頭がそこまででもないので、
 機械暗記はむしろ気が楽だくらいに考えているのでそういった人の気持ちがちょっとわかりませんが)

 

まとめに入りますが、
ともかくも大学受験では「馬力が必要な単純領域」で違いが出ます。
あくまで難関大を志望する場合に限りますが。
そういった馬力の判断指標として、英単語の暗記が有用であるという趣旨でした。

改めて述べておきたいのは、本記事においては「単純暗記領域における馬力の重要性」について触れましたが、それが乏しいからと言って難関大に合格するのが極端に難しくなるわけではない、ということです。
旧帝大にちょっと危なっかしいけど滑り込める」というイメージです。
そういった学生は、実力は高いのでそこそこ勝率はあるのですが、
単純暗記の不利、やりきれなさの分だけ若干不安要素が残るというイメージです。
本記事が「自分はそういう単純暗記には絶対に向かないな」と思う人、あるいは「思考力にはちょっと自信ないけど徹底することならできそうかも」と思える人の志望校選定の参考になれば幸いです。