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数学の実力≒反射神経の数である

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数学関係の記事については、以下のリンクからカルテ一覧をご覧ください。

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・数学の公式の覚え方(三角関数を例にして

・英単語1000個を独学で覚えたら次もまた1000個覚えたほうがいい話

・記事リスト

 

今回は「数学ができる(実力が高い)」とは何かについて記したいと思います。。
結論から言ってしまうと、反射神経の有無です。以下、詳しく述べたいと思います。
この場合の「反射神経」とは何を指すのか。
ズバリその内実は「問題を見た瞬間にどんな作業をすべきかが反射的に脳内に思い浮かぶ」です。


「できる人」とは数学に限らず課題に接した瞬間に解法とは言わないまでも
「とりあえずこの作業は必要そうだな」
と反射的にあたりをつける数が多く正確な人を指します。

 

これは頭の回転速度も要因の一つではありますが、
しかしそれよりも注目すべきは主要な原因は

「既に知っている」or「似た何かを見たことがある」

です。
だから思いつくのが速いのです。
そして思い浮かんだ複数の択を実行するまでの意志決定時間も短いです。
この時点で既に二つのポイントで「できる人」と「それ以外の人」との距離はそれなりに離れています。
「それ以外の人」はとりあえず取りかかるべき作業も反射的に一つも思いつかず(知らない)、思いつかない(知らない)がゆえに意志決定までの時間も長いのです。

 

さて、前置きが長くなりましたが、やるべきことは単純です。
端的に表現すれば「反射神経を増やせばいい」のです。

これは「Aという情報、課題を見たらBと連想する、Bという作業にとりかかる」と言い換えられます。
そういった反射神経の引き出しを、日々の中で増築していく訓練を重ねればいいのです。


例えば、極端な例ではありますが整数の問題であれば「奇数」という単語を
課題文の中に見つけたら、「2k-1」という式が脳内で翻訳される流れを
日々の勉強の中で構築しておく必要があるわけです。

これは英単語の暗記とほぼ同義であり、その意味では数学とは語学そのものです。
「考える科目」としての側面が重視あるいはクローズアップされるあまり

「語学であるからには基礎知識の暗記が前提である」

という暗記科目的側面が蔑ろにされがちです。
奇数偶数が「2k-1、2kで表せる」ことを知識として知らない子供に
「自分の頭で偶奇について考えなさい」等と言ってみてもしようがないです。
時間のロスが多すぎます。

 

「調べるor知識を詰め込む→ある程度知識を得てから初めて自分の頭で考える」


このフローがそれぞれ半分ずつの比率くらいでないと
学習の進捗速度は軽やかなものになりません。
私が述べるような数学の勉強方法は、多少邪道ではありますが
こちらのほうが数学について知ろうとする姿勢を持続できる学生が多いです。
正統な手法で大多数をふるいに落とし、ふるいにかけたまま放置するよりは、
多少邪道だとしても興味・好奇心を持続させるほうが全体に貢献するのではないかと考えています。
そして実際に、この「ちょっと邪道」な手法のほうが志望校に合格する率も高いのです。


「数学はわからないものをうんうん考えるのが大事」
という教育論が有効であることも私は認めますが、

しかしこれは限定的にしか有効でないと考えます。

その限定条件とは

「上位層の中のさらに上位層の学力の持ち主、なおかつ小中学生まで」

です。

私自身の経験で言えば、答を見ないでわからない問題を
うんうん長時間考え続けることで得られた教訓や手法、快感はほぼありませんでしたし、それで頭がよくなったわけでもなく、数学への興味が増したわけでもなく、
しかもやっとたどり着いた解法も今となってはすっかり忘れてしまっているわけです。
私のような数学が得意でも好きでもない子供(今は我流で得意になってしまいましたが)にとってはネガティブな思い出しか残らないわけです。

であるならば、やはり一部の知的エリートを覗く大半の学生にとっては
「知識ゼロの状態で考えるよりも、まず解説を見て構造を理解して覚えろ」
のほうがよほど学力は上がるし、数学に対する好奇心も向かいやすくなるし免疫もつくわけです。
かく言う私も、さっさと解説を見て理解した上で叩き込む邪道な方法で
数学に対する興味を持ち続けられたのだし実力も向上したわけです。

もし仮に「この手法のほうが教育的には正統だから」
とそのレールの上だけを走らされていたら、私は幼少期の精神性のまま数学とは縁遠い生活を送っていたことてしょう。
邪道の手法が合うか、正統の手法が合うかは学生のパーソナリティと知的レベルによります。
自分にとってどちらがより好奇心を持続できるか、実力が上がりやすいか、
志望校に受かる確率が高いかを基準に正統か邪道かを選んでください。

 

教育者の方は「剪定選別のごとく芽を摘む強い教育方法」を選ぶか、
「邪道でも学生が数学に好奇心と免疫を持ち続けられる手法」を選ぶかの二択を迫られることでしょう。
もちろん、どちらが最適な手法であるかは学生の資質が決定することですので、
おこがましくも指導する側がなすべき最善の行動は、両方の選択肢を生徒の眼前に提示することかと思います。
あとは若者が自分で考えればいいことです。

学生の皆さんは、とにかく「反射神経を増やす」ことに注力してください。
「Aを見たらBと思う」
これが勉強の反射神経であり、速さの源です。要するに知識です。

「自分の頭で考える」というのは

「知識ゼロでとにかく自分の頭で考える」ではなく

「ある程度の知識や経験を持った後で初めて自分の頭で考える」を意味します。

それを無視して「自分の頭で考えなさい」はただの教育の放棄であり、講師の無能の表れです。


高校受験はともかく、大学受験は量と速さの勝負です。
「わからなくても自分の頭で考える」から「反射神経の勝負」へと
シフトチェンジを図り、成績向上を獲得してください。

 

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