高校数学の「攻略がちょろい順」リスト
高校数学の「攻略がちょろい順」リスト
数学が苦手という方は一定数いらっしゃるかと思います。
自信がない、あるいはどの単元から手をつけていいかわからないという方がほとんどだと思います。
基本的な方針としては「攻略がちょろくて精神的負担が軽い順からやっていく」です。
ちょろい単元から攻略して結果が早く出る(点数が上がる)ことを実感してください。
実感こそ最大のモチベーションです。
結果が出ないor時間がかかりすぎるのはやる気が持ちません。
50%くらいの得点まではそれなりに早く結果が出ます。
やってみると意外といけるなという小さな成功体験を持ってください。
案外そんなものです。
結果がでない時は相手が大きく見えているだけです。
ここで言う「ちょろい」というのは、
・攻略時間が短くてすむ
・覚える解法パターンが相対的に少なめ
・上記の理由により成果が出るまでの期間が短い。早く結果が出る。
という意味です。
以下、ちょろい順単元リストを紹介したいと思います。
・指数対数、二次関数、三角比、確率、ベクトル
ちょろくない単元
・数列、整数
上記の序列は、共通テスト・各大学二次試験いずれにおいてもある程度適用される基準であると思います。
それでは単元ごとにちょろい理由を記していきます。
・指数対数
→なんせ覚えることが少ない。桁数を求める問題、初めてゼロが出る少数位を求める問題など
やり方をきっちり覚えないととっつきづらい印象はあるかと思いますが、
出題される範囲がとにかく狭く少ないのでおいしいです。
・二次関数
→全ての基本です。学生の皆さんがよく気にされるのが「場合分け」だと思いますが、
「場合分け」は一部の人以外は勉強しなくていいです。
「場合分け」をマスターする必要がある人は、地方国公立理系以上の方だけです。
共通テスト・センター試験では出題されませんのでご安心ください。
出題されたとしても、誘導がついているので場合分けを完全に理解する必要はありません。
場合分け以外の基本的な部分をきっちりマスターしてください。
・三角比
→余弦定理や面積の公式を覚えれば大体の問題は対処できます。
一部の地方国公立文系では二次試験で三角比の、しかもかなりぬるい問題が出ることが
あり大変おいしいのでおすすめです。
・確率
→苦手意識を持っている方は多い単元だと思いますが、しかしちょろめです。
出題パターンと解法のパターンはそれほど多くないです。
代表的なものはさいころ、じゃんけん、最短ルート、コイン裏表などです。
この中で一番面倒で難しいのはじゃんけんです。
じゃんけんの勉強は後回しにしてください。
他の、点数がすぐ取れそうなものから仕上げていってください。
・ベクトル
→ちょっと苦手、という方は一定数いるかと思います。
しかしこれも分析・整頓してみれば出題パターンはそれほど多くないです。
むしろ他の単元よりもひねった出題が少ないです。
計算量が一部面倒なほどに多い箇所もありますが、
そういった領域ほど内容の難易度は普通だったりします。
問題の文字数が多く計算量も多い→内容の難易度はそうでもなかったりする。
問題の文字数が少なく一見簡単そうに見える→内容の難易度が標準以上だったりする。
というのは数学あるあるかと思います。
難易度中間の単元
・微積、図形と式、三角関数
→今回は割愛します。ちょろい単元が仕上がったと思ったら取り組んでみてください。
勉強量が多いのでこの位置づけになります。
それほどひねった内容は出題されず、ある程度安定した得点源になるかと思います。
ちょろくない単元
・数列
→非常にちょろくないです。学ぶのも面倒ですが、
共通テスト・二次試験においても妙に面倒な問題が多いです。
他単元との融合問題もかなりの頻度で出題されるのでさらに面倒です。
学ぶのは後回しでいいです。難しい割に配点が高くなかったりと
費用対効果が悪いです。
基本的な公式と群数列あたりを押さえていればそれ以上は数列以外にやることが
なくなった場合にやりましょう。コスパ悪いです。
・整数
→一番本質的な数学の単元なのですが、ゆえに捉えづらい部分も多いです。
分析し、言語化し、整頓すればそれなりのパターンは見えてきますが、
そこに至るまでが長い道のりかと思います。後回しでいいです。
勉強・独学の精神的コスト・精神的ストレスを軽くする工夫を皆さんやってください。
「このやり方なら続けられるかも」「めんどくさいやつは後回し」
こういった「ちょっといい加減なアプローチ」が実は非常に重要です。
何もかもきっちり真面目に徹底的にやる必要はありません。
人間の意思と肉体はそれほど強く作られてはいません。
当塾ではこういった「コスト・ストレス軽減テク」を伝授しています。
塾長である私自身がちょっといい加減な性質をしていますので(仕事はきっちりやりますが)
何か不安や疑問点などあればいい加減な視点から助言できるかと思います。
当塾HPにて、勉強方法や要領について解説しています。
有益な情報を記していますので、ご覧頂ければ幸いです。
ご興味のある方は「伝説の松本学習塾」で検索して頂き、HPをご覧頂ければ幸いです。